2011年03月13日

●地震前後の身の回りの出来事まとめ。

昨日の13時ころJR新宿駅から電車に乗り、帰ってきました。

一夜を共に過ごしたタテヨコ企画の市橋朝子さん。

朝子さんと会社の方、本当にありがたかった。

覚えている範囲で地震前後のこと。

3/11(金)15時前

東新宿の職場(ほぼ新築ビルの5F)で仕事中でした。
同じ部屋に20代~30代のメンバー40~50人位いて、みんな電話のデスク仕事。
あっ、と揺れ始めた時、数日前に何度か小さな地震があったのでそのことを思い出す。
あ、揺れてるなー。
と思ってとっさに窓を開けた。私はそのまま立っていた。
最初は余裕な表情でみんな「あっ地震」と口にしたり、仕事をやめて静止していた。
徐々に揺れがひどくなって、ヤバイという全員の思いが伝わり、学校時代にやった避難訓練が頭をよぎり、次々に机の下に潜る。
棚の上の細かいものが落ちだす。
同じ列にいたのは私の他に同じチームの男の子と女の子二人。
3人で机の下で顔を見合わせて揺れを見守る。
更にでかい波が来て、真ん中にいた男の子が両端の女二人の手を握る。
死ぬのかもという思いがよぎる。
泣き叫びそうになるのを、二人の顔を見て必死に抑える。
どのくらい耐えたか分からないが、揺れがおさまり、机の下から出る。
同じ部屋のみんなの顔を見て安堵する。
リーダー達が率先して「外に出ましょう」と誘導する。
普段使っているエレベーターではなく階段を使う。
階段は通常セキュリティの関係でカードをあてて開け閉めするドアがあるが、閉まらないように椅子で固定する。
みんなで外に出る。
会社の向かいは建設中にマンション、現場のおっちゃんたちが10人くらい、不安そうにたまっている。
同じビルの別の会社の人たちが降りてこない。
うちらだけ心配しすぎなのではと思う。
しばらく会社の外、1階のエントランスにいたが、らちが明かないので「戻りましょう」という指示が出るが「え、仕事するってこと?」という疑問がわきあがる。
「違う、とりあえず戻ってそこで指示出すから」
降りた階段5Fを今度は上がる。
上がる時に他の階の会社の人たちが今度は降りて来てすれ違う。
5Fに戻る。
別の部屋の男の子が「机の上のパソコンがずれまくって落ちて来そうだった」と格闘したことを教えてくれた。
いやーすごかったねと話し始めたら、戻って来たばかりなのにまたでかい揺れが来た。
元の席のところで下にもぐろうとしたが、誰かが「そっちの席ストレージあるから危ない!」と言ったのを聞いて、大きな棚のない方の机の下に逃げる。
またそこでしばらく揺れがなくなるのを待つ。
泣いてしまった女の子と、それを慰めるチームメイト。
「やっぱり外へ」
という指示が出て、また階段を下りる。
外へ出てそのまま近所の小学校校庭へ避難する。
移動する道の途中で、工事現場の作業員のヘルメットの男性達が列に加わる。
巨大なクレーンをつかった工事が行われていたので、そこの人たちのようだ。
300人位はいた。
校庭に集まってしばらく誰かからの指示を待つ。
防災ずきんの小学生たちもいる。まだちょうど下校前だった。
学校の放送室からだろうか、集まった人たちへの放送が入る。
しばらく待機。
一緒に潜った3人で行動する。
震源地が宮城という情報をネットで確認する。
チームメイトの女の子の実家のある方だ。
夫が高速バスで名古屋へ移動中なので心配で電話するがつながらない。
自宅の義父に電話をしたがつながらない。
市川の実家にもつながらない。
夜もういっこのバイトに行くはずだったので、店はどうなのか連絡したがつながらない。
困ってツイッターをひらく。
最近の書き込みがある。
試しに書き込んだら送信できた。
使える。
チームの男の子がワンセグを見始める。
津波のものすごい映像が入って来る。
まるで信じられない。
校庭のトイレを借りる。
またぞろぞろと会社に戻る。
戻る途中、学校の壁の破片が落ちているのを見つける。

16時頃

解散し始める。
どのように今日一日を過ごすかを考える。
会社の電気が落ちている。
エレベーターホールへ行くと壁紙がはがれている箇所があって、誰かがはがしたのかと近づくと、横一直線に2列ヒビが入っているのが分かる。
水道の水は出る。
でもいつもセンサーで水が勝手に流れるトイレで、電気スイッチも利かない。
手動レバーがないのでトイレの水が流せない。こんな時は便利が困る。
階段で8Fの屋上へ行く。タバコが吸いたい。
電気が止まっているせいか、トイレからなのかものすごい匂いがする。
昨日禁煙を宣言したのだが早くもタバコを吸う。気が紛れない。
屋上から町を見る。
別の建物は停電していない。うちのビルだけのようだ。
屋上のものものしい機械からフルスロットルで何か動いている音がする。
発電の音なのだろうか。
そろそろ携帯の充電が危ない。
コンビニで充電器を買おうと思ったが今日はお金を使う予定がまったくなかったので、1000円しか財布にない。
優先順位を考えてまず充電器はあきらめる。
同僚たちが歩いて家に帰ると言い出す。
荻窪へサンダルで帰った子、池袋の友人の家へ帰った子、とりあえずファミレスへ行った数人、会社にとどまった人、自転車でもう一つのバイト先へ行ってみると言った子、様々に分かれた。
情報が入って来ないので、とりあえず新宿駅まで歩こう。
途中でなんとか電源がとれるところをと思い、通り道にある新宿文化センターに入る。
ロビーは落ち着いた雰囲気で、人が休んでいる。
トイレで電源をお借りすると、夫から電話が来る。
無事のようでよかった。高速バスの中でまったく誰も揺れに気がつかなかったそうだ。
独りになるなとアドバイスをもらい、電話を切る。
新宿で銀行によるとATMはガラガラだった。
アルタ前から道路渡って駅に入ると、大勢の人が階段や道の両脇に座り込んでいる。
情報がない人は改札まで向かう。
立て札がいくつか見える。
『地震のため全ての電車は運転を見合わせております。本日中の運転再開の見込みはたっておりません』
絶望する間もなく、会社に戻るか、歩いて大田区まで帰るかを思案。
電池のなくなりそうな携帯で数か所電話するがやはりつながらない。ツイッターに新宿に今いる友人の情報がいくつかあがった。ツイッターだけが頼り。

19時ころ

電源を切らせないようコンビニを数件回るがすでに充電器がない。
ビックカメラも長蛇の列であきらめる。
ビックカメラ前の公衆電話もすごい列。
夜のバイト先の新宿支店の前を通る。
恥を忍んで電話を借りようと思ったが、すでにビルが閉まっていて入れない。
しばらく歩き伊勢丹に公衆電話を見つけ、列にならぶ。
市川の実家に電話がつながる。無事のようだ。
数件目のコンビニで充電器が見つかる。
レジの女の子が袋に入れようとするので、すぐ使うからパッケージから出して下さいとお願いする。
「大変ですね」
と励まされる。名札を見ると中国人の子だった。きれいな日本語。あなたもだろうにと思う。
携帯を充電しながら店の前の公衆電話の列に並ぶ。
一人が何件か掛けるのを静かに待つ。
自分の番が来て、やっと夜のバイト先につながった。
新宿店と同じく今日は店を閉めたとのこと。
ツイッターで新宿御苑にいるというタテヨコの朝子を頼る。
車も人も半端ない数で、方向を見失う。
交番のお巡りさんたちが全員出て来て道案内をしている。
御苑の方向を聞いて駅に向かう。

19時半ころ

朝子に見つけてもらう。
近所のコンビニに寄るが弁当コーナーはすでにからっぽ。
カップラーメンはいくつか残っている。
大量に残っていたのはゼリーだけ。
カップラーメンをひとつ持ち歩いていたので、何も買わずに出る。
会社に入れてもらう。安心。

会社には朝子の他に社員さん二人。
ヨーグルトをごちそうになる。お茶を入れて頂く。
テレビもネットも毛布もあって、本当にありがたかった。
安否情報を見る。
余震が何度も来る。

20時ころ
メールが数件一気にくる。
窓から下の道路を見ると、両車線車がびっしりで全然進まない。
新宿御苑が門を開けている。
妹が池袋から蕨まで歩いているらしいと知る。

21時半ころ

秋田から停電の知らせをもらう。蝋燭で過ごしている写メあり。

22時ころ

大田区のうちから電話がくる。やっと義父の声を聞く。
妹が家に着いたとのメールあり、テレビが壊れていたとの報告。

3/12(土)0時ころ

地下鉄や小田急が復旧しだし、夜通し運行するニュースを見る。すごい。JRは復旧しない。

2時か3時ころ

棚を机で押さえ、毛布を敷いて、タオルを首に巻いてコートを来て横になる。靴ははいたまま。
有事の脱出シミュレーションを二人でして、テレビをつけたまま少し眠る。

4時ころ

新潟・長野の地震の余波で揺れ、驚いて目が覚める。

サンドウィッチマンが気仙沼から逃げたニュースをネットで見て、サンドウィッチマンのブログを読んで励む。

一夜明け、帰ろうかどうしようか二人で思案する。

7時ころ

タテヨコの舘さんが新宿から小田急線に乗ったとの連絡を受ける。
交通情報をひたすらチェック。
節電のニュースを見てカーテンを開け、暖房を消す。

11時ころ

気分転換に朝子とスーパーに買い物に出る。
町は静かだ。
通り道、建物の掃除をしている作業員を見かける。
いったん通り過ぎてから「大間さん?」と声を掛ける。
大間さんだった。嬉しくなる。
自転車で掃除のバイトに来たとのこと。
昨夜は川越街道が表参道並の人通りだったと。
同じ職場の稲川さんも菅間さんも無事だと聞く。

スーパーでお弁当を買う。いくつかの欠品もあるようだが普通に営業している。
戻ってご飯を食べる。

流された船から81人救助されたニュースを見た途端、嬉しくて朝子と一緒に泣く。日本はすごい。
そして私達なんて恵まれている。

13時ころ

発起して帰り仕度、ビルを出る。
朝子と新宿駅へ。
開いている店、閉まっている店、様々。
共に別々の電車で帰路。
山手線は内回り(新宿から品川へ行く方向)だけ動いている。
10分くらいホームで待つ。
みんな整列している。いつもの風景だが、飛び乗る人はいない。
急ぐ理由は誰にもない。

無事に蒲田駅に着く。
ビラ配りの兄さんが一人いる。

駐輪所から自転車を出す。1泊分の延長料が掛かる。

ゆっくりと帰宅。

家の裏の多摩川土手へいくと、日差しが暖かく、鳥が2羽戯れている。
人がゆっくりとくつろいでいる。
ジョギングする人もいる。

義父、義母に会う。安心。

16時ころ

名古屋にいる夫から電話。
新幹線が動いているので帰れるとの連絡。

20時ころ

夫が川崎に到着。


以上が地震から昨日の夜までのおおまかな出来ごとです。

知り合いはみんな無事ですが、宮城や福島が実家の知り合いも沢山いて、今現在もまだまだ安否がわかっていないようです。
今後もツイッター等で状況を見守り、連絡したいと思います。

励ましあってがんばろう!!

2010年10月12日

●トライフル12月公演、オーディションワークショップのご案内

トライフルでは11月公演のあと、12月に千種文化小劇場で『パンドラ3』という3劇団イベントへの参加を控えております。 以下の要領で、出演者を募集するオーディションWSを行いますので、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、是非ご参加頂ければ幸いです。

*********

トライフル2010年12月公演
『神々が存在するのかしないのか、我々には知りようもない』
オーディションワークショップのご案内

2010年10月25日(月)、トライフルの片山雄一がオーディションワークショップを行うことになりました。
トライフルは今年12月に千種文化小劇場で『パンドラ3-ギリシャ神話を巡る演劇・ダンスの3つの冒険-』と題して、トライフル、双身機関、よこしまブロッコリーの3つの集団で行う公演に参加を致します。3つの集団が取り組むのはギリシャ神話の「パンドラの箱」を題材にした作品創りです。
それに向けてトライフルでは、今回オーディションワークショップで20名前後の俳優を募集致します。
ワークショップ内容は、身体や声や呼吸などの基礎稽古と、公演のテキストやモチーフを用いての稽古です。
公演参加希望者、自分の身体や演技と向き合ってみたい方、ご参加をお待ちしています。
ちなみにワークショップへのご参加は、公演への出演希望がなくても全く構いません。
演劇は人によって、リハビリや表現や生活だったりそれぞれ違うのですから、どうぞ、それぞれのスタンスでお越し下さい。


●オーディションワークショップ実施日程●
10/25(月)19:00〜22:00
※18:30から受付致します。

※この日程に不都合のある参加希望者は直接ご相談下さい。

●場所●
てんぷくプロ・アトリエ(昭和薬局前)
名古屋市昭和区滝子町22-10
※最寄駅:荒畑(名古屋市営地下鉄鶴舞線)

●内容●
身体、声、呼吸などの基礎訓練。12月公演のテキストを使った稽古。

●参加費●
2,000円
(参加当日にお支払いをお願い致します)

●持ち物●
動きやすい服装、筆記用具、ご自分の顔写真(写真の大きさや用紙種類、撮影方法は問いません。選考の際に使いますのでご返却致しかねます)
当日特に激しい運動はしませんが、水分や着替え等は各自でご用意下さい。

●応募方法●
mail:trifle2010@gmail.comに
「パンドラ3ワークショップ参加希望」とタイトルに入れ、
氏名、年齢、連絡先、携帯電話番号を書き添えて下さい。
折り返しご連絡致します。
急に当日来られる場合もご一報頂けると幸いです。

●オーディション参加資格、及び公演出演の条件●
年齢:18歳以上(高校生不可)
性別、経験問わず、初心者や、片山ワークショップ初めての方歓迎します。

《※12月公演への出演意志のある方へ》
以下の12月2日からの稽古、及び本番に参加出来る方。(稽古日でどうしても出られない日程等がある場合はご相談下さい)
合格(出演決定)した際のチケットノルマにご了承頂ける方。(前売り2,800円×15枚分のチケット販売にご協力をお願い致します)

○公演情報○
『パンドラ3-ギリシャ神話を巡る演劇・ダンスの3つの冒険-』
2010年12月23日(木・祝)〜12月26日(日)
於:名古屋市千種文化小劇場

パンドラA:双身機関『パンドラダンス』
パンドラB:トライフル『神々が存在するのかしないのか、我々には知りようもない』
パンドラC:よこしまブロッコリー『また何度目かの世界の終わり』

○演出の言葉○
ギリシャ神話というのは訳がワカラナイ。ギリシャを中心に地中海の伝承や逸話などが集められているが、その実、諸説紛々としていて、やれパンドラの箱は実は壺であるとか、最後に残ったのは本当は希望ではないだとか、色々な説がそのまま残されている。私にはそれが大変興味深い。何が正しくて何が正しく無いかハッキリしない世の中だが、今回ワークショップで募集するこれまた訳のワカラナイ名古屋の俳優達と一緒に、ドラマを語るのでは無く、ポストドラマとでもいうべき、ナンダカワカラナイがとにかく面白いものを作ろうと考えている。非常に楽しく、大変な現場になるだろうが、これは私の大きな挑戦である。観客の皆様方の忌憚の無いご意見を期待している。

片山雄一(トライフル 主宰 作・演出)

○トライフル稽古場所○
「演劇練習館アクテノン」名古屋市中村区稲葉地町1-47

○トライフル稽古日程(変更や追加する可能性もあります)○
12/02(木)〜03(金)18:30〜22:00
12/04(土)12:30〜22:00
12/07(火)〜10(金)18:30〜22:00
12/11(土)、12(日)12:30〜22:00
12/14(火)〜17(金)18:30〜22:00
12/18(土)、19(日)12:30〜22:00

○本番日程○
12/23(木・祝) 14:00 双身・トラ/18:00 双身・トラ
12/24(金)15:00 双身・トラ・よこ
12/25(土)14:00 トラ・よこ/18:00 トラ・よこ
12/26(日)11:00 双身・よこ/15:00 双身・よこ

※双身・・・双身機関
※トラ・・・トライフル
※よこ・・・よこしまブロッコリー

お問い合わせ先
トライフル
TEL 090-3803-9088(制作 松丸)
mail trifle2010@gmail.com
URL http://trifle.tv

●オーディション当日の緊急連絡先●
TEL:090-9296-5569(片山)

【パンドラ3特設サイト】
http://pandora-3.jugem.jp

沢山のご参加をお待ちしております。

★★★★★★★★★★
トライフル 制作 松丸琴子
TEL 090-3803-9088
Mail kotokonomizu@ezweb.ne.jp(携帯)

トライフル
Mail trifle2010@gmail.com
URL http://trifle.tv



2010年10月08日

●記念写真

きつね軒4兄妹、集合写真。

10/6 打ち上げにて。


2010年10月06日

●明日で最後

長かったような短かったような、二ヶ月間が明日(10/6水)で終わりを向かえます。

本当は舞台の上で開きたい心を、我慢していたんだなあということを、強く感じた二ヶ月でした。

日常とはまったく違うレベルでの、人との付き合い方が芝居の現場にはあります。

みんなのことを大好きになります。

一生懸命に生きていいんですよ、こんなにはっきりと。

だからさよならが辛いです。

理屈じゃなく、素直にそう思います。

だけど残すはあと1ステージ。

何も考えずただ向かうのみ!

どうなるか分からない挑戦でしたが、自分のいま出来ること、出来ないことがはっきり分かるいい経験になりました。

また役者やりたいっす。

そのために生きてます。

もっと一生懸命に。

その先に、その先に。


明日は18時開演。

まだの方、是非お越しください。
いい舞台になってますよ。



2010年10月01日

●菅間馬鈴薯堂、初日が開けました

菅間馬鈴薯堂『九月の遠い海』初日が開けました。

初日ご来場の皆様、ありがとうございました。

終わってから、気絶しそうに疲れました。

役者が使うエネルギーは半端じゃないんだね。

珍しく、片山が褒めてくれました。

涙出ました。

これはほんとにすごいことだ。

ものを作る現場を共にする仲間を、だんだんと好きになっていきました。

私のアニキ役の小高仁さんの登場シーンは、かっこよすぎて震えがきます。妹役ののりちゃん(瀬戸口のり子さん)曰く

「惚れてまうやろ〜!!」

です。

全部を説明出来ませんが、とにかく全力疾走の1時間53分です。

10/6まで王子小劇場、みんな〜観に来てね!!

ヒーハー!!

2010年08月27日

●菅間馬鈴薯堂 出演のご案内

暑い日が続いておりますね。 毎日汗が止まらず、着替えを持ち歩くことにした松丸です。 皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さて、私ごとですが、以前から予告していたとおり、8年ぶりの俳優復帰をさせて頂くことになりました。
演出家・菅間さんにビシバシしごいて頂き、なんとか人様の前に出られるようにして頂いている真っ最中です。
菅間さんは役者を見せることにとことんこだわって作品を作っています。
楽しいお芝居になっておりますので、お越し頂ける方、どうぞ楽しみにして下さいね。


菅間馬鈴薯堂 2010年、秋の第26回公演
『九月の遠い海』
台本・演出 菅間勇

09月30日(木)19:30
10月01日(金)19:30
10月02日(土)15:00/19:30
10月03日(日)18:00
10月04日(月)19:30
10月05日(火)19:30
10月06日(水)18:00

場所:王子小劇場

一般前売 2,500円
一般当日 2,800円
大学・専門学生 1,800円
中・高生 1,500円

菅間馬鈴薯堂


舞台は昭和35年頃の東京は墨田区、雨で中止になってしまった小学校の江ノ島遠足。

あの時遠足へ行くことができなかった悪ガキたちは大人になっても、江ノ島への夢を忘れることができません。
もう一度、みんな一緒に行こう!
そう言って、ボートで東京湾を越え、相模灘、江ノ島を目指そうとするのですが・・・。


・・・なにも難しいことは考えず、ぶつかり合う俳優のこっけいな姿を楽しんで頂ければと思っています。

チケットのご予約はお気軽に、ご連絡ください!
ご一報お待ちしています。
チケットのご予約はこちらへ→予約メールを送る

(メーラーが起動します)

松丸琴子(トライフル



2010年04月22日

●連呼される

今日は池田さんの創るお芝居を観に、下落合へ。

照明家の池田圭子さんがまさか作演出をやっていらっしゃるなんて、知ったのは去年くらい。

今回お誘いのメールを頂いた際に池田さんに「琴子という名前を使わせてもらいました」と言われ、なんとまあ、と照れつつ楽しみにしていました。

結構な雨でしたが会場は満員。一番前で拝見しました。

芝居が始まって途中までそのことを忘れており、琴子役の女優さんが自己紹介をするシーンではっと我に返りました。

珍しい名前なので同じ名前の人に会うことも生涯でまだ一回しかなく、劇中で呼ばれるなんて超ドキドキ。

でもまたしばらくお芝居に集中。

お話は、女子刑務所が民営化に伴い、経費を得るため観光スポットになってしまう!という設定、そこで生活する囚人や看守達がそのありえないイベントに振り回されはじめ、しかしながら数々の共同作業を経てテーマパーク化し、どんどん檻の中と外の垣根がなくなっていく…

そんな楽しいお芝居でした。


そんなお芝居の、結構中心人物にしていただき(私とは違う人物ではあるんですが)、後半、琴子役の友達役の女の子に名前呼ばれまくりました(笑)

「ことこーっ!!」(泣く)

的な。

いやあ、嬉しい限りです。

ひとしきり名前を呼ばれた後は、囚人達のダンスショー。

も、素晴らしくエンターテイメントです。

芝居の中のダンスってたいがいいつも唐突にあるので大嫌いなんですが、彼女達はそこを観光スポットにするためのダンス…という意味の上で踊っていたのがとっても良くて、ああ、観る側の気持ち考えてちゃんと創ってくれてるなあと感動しました。

感動したらもう私のストッパーが吹っ飛んだようで、とにかく可笑しくて最後まで大爆笑してました。

楽しかった〜!
超バカバカしい!!(笑)
笑いすぎて泣きました。

日曜日までやってます。

池田さんを知ってる方には特にオススメします。

DISHプロデュース

スピリチュアルコミックショー?
『ダウト』
演出/脚本 宮元多聞(池田圭子)とダウトクルー

■日時
2010年4月21(水)〜25(日)

21(水)…19:00
22(木)…19:00
23(金)…14:00☆/19:00
24(土)…14:00/19:00
25(日)…13:00/17:00☆

☆23(金)14:00と、25(日)17:00の2回のみ
舞台写真撮影OK!
さらに、終演後、おまけの10分間の没ネタショー『ダスト』を上演するかもしれません。

■料金
前売/3,000円
当日/3,500円
(日時指定、全席自由)

■劇場
TACCS1179
東京都新宿区上落合1-17-9
(西武新宿線下落合駅改札口からは徒歩2分)
03-3950-5718



2010年01月27日

●千種ワークショップ雑感

先日(1/24)、千種セレクション関連企画のWS発表会というものがありました。

講師は、にへいたかひろさん(よこしまブロッコリー)、矢野靖人さん(shelf)、鳴海康平さん(第七劇場)、そして片山雄一(トライフル)の4名。

発表会会場はナンジャーレさん。

『ロミオとジュリエット』のバルコニーのシーンを、それぞれ1チーム15分位の作品にして発表してしまうという企画。

WSやって最後に発表する、というのはよくあるんですが、この企画のすごいところは、そのWS時間がそれぞれ「2時間半×2回=5時間」しかないということ。

演出家はもちろん、参加者も大変。

私は片山の2日目の現場から顔を出し、どんな方々がいらっしゃるのかをふむふむと確認。

そこにはなんと

ロミオ×2人
ジュリエット×3人

がいらっしゃいました。


他の3チームはというと、

・にへいチーム
ロミオ×2人
ジュリエット×1人

・矢野チーム
ロミオ×3人
ジュリエット×5人
(だったよね矢野さん?)

・鳴海チーム
ロミオ×0人
ジュリエット×3人


それぞれこんな斬新なメンバー。よそのチームが一体どんなやり方を出してくるのか、まるで想像つきません。


ジュリエットが恋する気持ちを、
「あなたはどうしてロミオ?」
と吐き出しているところをバルコニーでロミオに聞かれてしまう、ロマンティックなシーンなわけですが。

以下はそれぞれチームの雑感。


矢野チーム。
リーディング形式で、キャスト6人が椅子に座って2人が両脇で立ち全員正面を向いた状態での勝負。

たった2回の稽古しかやってない人達が矢野さんのやりたいことをやるとほんのりshelfになっていた。
すごい。

演出家の言葉を借りて言えば
「塁に出た」
感じです。

あくまで敢えてシンプルに、オーソドックスに戯曲に取り組んでいらっしゃいました。

鳴海チーム。
ロミオがいない。
3人の女性の誰かがロミオを演じたりもせず、どうやらみんながジュリエットらしい。


都会の雑踏のBGM。

白黒ベースの服を着た3人が、舞台の下手、中心、上手の椅子に離れて座っている。
口々になにか呟いている。

「モンタギューって何?手でも足でも顔でもない」

「月」

「浮気」

「月に誓っちゃダメ」

なんだこれは!?心地いいぞ。

本編の台詞構成にとらわれず、ジュリエットたちはポツリポツリと戯曲から選んできたいくつかのキーワードを口々に呟いている。

かと思うと、衝動的に台詞を叫ぶ。立ち上がり、触れたり。逃げたり。

途端に切ない気持ちが芽生えて、ロミオ不在が逆にぐっとくる。

これもまた、たった2回の稽古でちゃんと第七劇場を感じました。不思議ー。(いや不思議じゃないんだろうけど)


片山チーム。
まず開演前に、中央に置いてあるちゃぶ台を
「これはバルコニーです」
と言ってオペブースに消える片山。どよっとする場内。

一人の女性がちゃぶ台の上でヤンキー座りをしながら手にはスリッパ、ちゃぶ台の下に正座している男性を問いただすような目で睨み付け、なんか怒ってる。

持っていたスリッパを男性の頭に勢いよく振り下ろすと、男性が何かに堪えながら口を開きます。

「傷の痛みを知らぬ奴だけが、ひとの傷あとを見てあざ笑う」

会場爆笑。
皆が一瞬で何かを理解された様子。
こいつなんかやったぞ、と。

そのまま終始、あの名台詞を怒りに乗せて吐きつづけるジュリエット。

「愛して下さる?本当に!?」

ものすごい怒ってる。


そんな感じで、ロミオもジュリエットも迎えることの出来なかった倦怠期が、本当の恋愛にはあるんだよということを思い出させ、本来の甘い愛のシーンをぶち壊す。

ひどい(笑)でも面白い!!


にへいチーム。
老女のジュリエット。
それを口説きにかかるロマンスグレーのロミオと若くてかわいいロミオの二人。何故(笑)

最後には男心をくすぐる熟女の手管に、会場が沸きに沸く。

もう素晴らしくやりたい放題(笑)。


チームとチームの間は、各演出家達のざっくばらんなフレンドリートークでの場つなぎ(笑)とも取れる解説が行われ、話の続きが気になるところで上演の準備が整ったりすると強制的に切られてみたり(笑)。

かなり手作り感満載の贅沢な時間を過ごせたと思います。

演目が終わると千種文化小劇場の館長代理、筒井さんも一緒に舞台へ。そして2月末の千種セレクションへの意気込みなどを演出家達が話し、楽しく幕を閉じました。

芝居ってこうやって作るんだということがすごく伝わった企画だったと思います。

この演出家たちの作るお芝居、2週間で4作品観ることが出来てしまいます。

是非是非皆さん「千種セレクション」来て下さいね〜。



2010年01月07日

●トライフル『地上から110cm』

NEVER LOSEはお休みですが、作・演出の片山が名古屋で新ユニットを旗揚げします。 いよいよ公演のお知らせです。

トライフル vol.1
『地上から110』
作/演出 片山雄一

2010年2月25日(木)〜2月27日(土)
名古屋市千種文化小劇場
千種セレクションvol.1 
「ウィークB」参加作品

「千種セレクション」特設サイト

「トライフル」サイト


【作品】
僕の父は現在、C型肝炎の治療をしている。
幸い薬が効くタイプのウイルスで、この作品が上演される頃には完治しているはずだ。
病院に見舞いに行ったら、父は待合室で僕に背中を向けて座っていた。
ちょうど、地上から110の高さで。
そんな父と母と家族と自分自身を描く物語。

それが名古屋から発信する、トライフルの最初の作品。

●CAST●

長谷川宏樹(NEVER LOSE)

石原愛子
今津知也(オレンヂスタ)
浦麗(オレンヂスタ)
上林小夏(オイスターズ)
フタヲカルリ(全員雨天決行)

山下雄資(名古屋大学劇団新生)
安藤南

久川徳明(劇団翔航群)

片山雄一


●上演日程●
■1週目《ウィークA》
2月18日(木)〜20日(土)
よこしまブロッコリー/shelf
18日(木)19:00
19日(金)19:00
20日(土)13:00/☆トーク/17:00

■2週目《ウィークB》
2月25日(木)〜27日(土)
トライフル/第七劇場
25日(木)19:00
26日(金)19:00
27日(土)13:00/☆トーク/17:00

※1ステージで2劇団の作品を連続でご覧頂けます。
※各作品60分程度を予定しております。
※☆(15:30〜16:30 セレクション参加演出家によるトークイベントを開催)

●会場●
名古屋市千種文化小劇場
住所 名古屋市千種区千種三丁目6番10号
TEL 052-745-6235

●アクセス●
■地下鉄桜通線「吹上」7番出口北へ徒歩3分
■市バス吹上11号系統「大久手」下車 徒歩すぐ

●チケット●
1ウィークチケット 3,500円(ウィークAかBどちらか2団体鑑賞可能)※
日時指定・全席自由

2ウィークチケット 6,000円(ウィークAとBの4団体鑑賞可能)
日時指定なし

※1ステージの組み合わせ
1週目「よこしまブロッコリー+shelf」
2週目「トライフル+第七劇場」
のいずれかとなっております

※2ウィークチケットは日時指定はございませんが、ご予約の際に1週目・2週目のご観劇希望日時をそれぞれお伝えください

〔2ウィーク限定、家族割・ペア割〕
おひとりさま500円を当日受付にてキャッシュバック
※当日受付にて申告制

チケット予約ページ


※ご予約はチケットフォームでもOKですが、直接メールなどでことこ宛にご連絡くださいませ!

ご連絡お待ちしております。

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2009年12月14日

●吉祥寺

いいお酒を飲みました。

この歳になると涙脆くなりますね。

昨日と今日、タテヨコさんのお手伝いで吉祥寺。

仲間がいるってことは素晴らしいです。無くすまでそのありがたさには気づかないですけどね、なかなか。

酸いも甘いも色々と経験して、いっちょ前な気になって、それでもやっぱ自分ダメだなあってずたぼろになっても、やっぱり優しいのは仲間です。

優しいっていうのは、甘やかしてくれるってことじゃなく、ここに帰って来ていいんだと、言ってくれる人達だっていうことだったりします。

そして二回観せて頂いた本番は、いっそうお芝居の構造が理解でき、私には身につまされることがほんとに多かった。

特に夫婦という共同体の幸せの模索について、共感したり、それは違うと思ったり、今私がまだ体験していない次のシーンのことだったりと、一緒に生活しているのに何故か分からないことだらけの夫婦というものへの興味を、強く抱かせるものでありました。

昔観た「デッドマン・ウォーキング」という映画で、子供を殺された両親が、その死の受け止め方の違いを埋められず離婚してしまうという下りがあります。

その余りにも悲しい物語を、今回のお芝居に出てくる子供を亡くした夫婦のエピソードで思い出しました。

幸せになるために一緒になっても、数々の悲しい出来事の前で、二人がいつまでも同じでいられるとは限らないということ。

それでもその映画の夫婦のようではなく、今日観た夫婦は、子供の死を乗り越えて一緒に生きて行こうとしていたことが、私には救いのように思えました。

涙が止まりません。

もうちょっと飲んでいたかったけど、楽しい時間はまた今度。

こちらの仕事を成し遂げたときにまた会えるはずですよね。

と、信じて。

一人雪原の草を刈ります。

いい一時を過ごさせて頂きました。ありがとうございます。