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2010年01月27日

●千種ワークショップ雑感

先日(1/24)、千種セレクション関連企画のWS発表会というものがありました。

講師は、にへいたかひろさん(よこしまブロッコリー)、矢野靖人さん(shelf)、鳴海康平さん(第七劇場)、そして片山雄一(トライフル)の4名。

発表会会場はナンジャーレさん。

『ロミオとジュリエット』のバルコニーのシーンを、それぞれ1チーム15分位の作品にして発表してしまうという企画。

WSやって最後に発表する、というのはよくあるんですが、この企画のすごいところは、そのWS時間がそれぞれ「2時間半×2回=5時間」しかないということ。

演出家はもちろん、参加者も大変。

私は片山の2日目の現場から顔を出し、どんな方々がいらっしゃるのかをふむふむと確認。

そこにはなんと

ロミオ×2人
ジュリエット×3人

がいらっしゃいました。


他の3チームはというと、

・にへいチーム
ロミオ×2人
ジュリエット×1人

・矢野チーム
ロミオ×3人
ジュリエット×5人
(だったよね矢野さん?)

・鳴海チーム
ロミオ×0人
ジュリエット×3人


それぞれこんな斬新なメンバー。よそのチームが一体どんなやり方を出してくるのか、まるで想像つきません。


ジュリエットが恋する気持ちを、
「あなたはどうしてロミオ?」
と吐き出しているところをバルコニーでロミオに聞かれてしまう、ロマンティックなシーンなわけですが。

以下はそれぞれチームの雑感。


矢野チーム。
リーディング形式で、キャスト6人が椅子に座って2人が両脇で立ち全員正面を向いた状態での勝負。

たった2回の稽古しかやってない人達が矢野さんのやりたいことをやるとほんのりshelfになっていた。
すごい。

演出家の言葉を借りて言えば
「塁に出た」
感じです。

あくまで敢えてシンプルに、オーソドックスに戯曲に取り組んでいらっしゃいました。

鳴海チーム。
ロミオがいない。
3人の女性の誰かがロミオを演じたりもせず、どうやらみんながジュリエットらしい。


都会の雑踏のBGM。

白黒ベースの服を着た3人が、舞台の下手、中心、上手の椅子に離れて座っている。
口々になにか呟いている。

「モンタギューって何?手でも足でも顔でもない」

「月」

「浮気」

「月に誓っちゃダメ」

なんだこれは!?心地いいぞ。

本編の台詞構成にとらわれず、ジュリエットたちはポツリポツリと戯曲から選んできたいくつかのキーワードを口々に呟いている。

かと思うと、衝動的に台詞を叫ぶ。立ち上がり、触れたり。逃げたり。

途端に切ない気持ちが芽生えて、ロミオ不在が逆にぐっとくる。

これもまた、たった2回の稽古でちゃんと第七劇場を感じました。不思議ー。(いや不思議じゃないんだろうけど)


片山チーム。
まず開演前に、中央に置いてあるちゃぶ台を
「これはバルコニーです」
と言ってオペブースに消える片山。どよっとする場内。

一人の女性がちゃぶ台の上でヤンキー座りをしながら手にはスリッパ、ちゃぶ台の下に正座している男性を問いただすような目で睨み付け、なんか怒ってる。

持っていたスリッパを男性の頭に勢いよく振り下ろすと、男性が何かに堪えながら口を開きます。

「傷の痛みを知らぬ奴だけが、ひとの傷あとを見てあざ笑う」

会場爆笑。
皆が一瞬で何かを理解された様子。
こいつなんかやったぞ、と。

そのまま終始、あの名台詞を怒りに乗せて吐きつづけるジュリエット。

「愛して下さる?本当に!?」

ものすごい怒ってる。


そんな感じで、ロミオもジュリエットも迎えることの出来なかった倦怠期が、本当の恋愛にはあるんだよということを思い出させ、本来の甘い愛のシーンをぶち壊す。

ひどい(笑)でも面白い!!


にへいチーム。
老女のジュリエット。
それを口説きにかかるロマンスグレーのロミオと若くてかわいいロミオの二人。何故(笑)

最後には男心をくすぐる熟女の手管に、会場が沸きに沸く。

もう素晴らしくやりたい放題(笑)。


チームとチームの間は、各演出家達のざっくばらんなフレンドリートークでの場つなぎ(笑)とも取れる解説が行われ、話の続きが気になるところで上演の準備が整ったりすると強制的に切られてみたり(笑)。

かなり手作り感満載の贅沢な時間を過ごせたと思います。

演目が終わると千種文化小劇場の館長代理、筒井さんも一緒に舞台へ。そして2月末の千種セレクションへの意気込みなどを演出家達が話し、楽しく幕を閉じました。

芝居ってこうやって作るんだということがすごく伝わった企画だったと思います。

この演出家たちの作るお芝居、2週間で4作品観ることが出来てしまいます。

是非是非皆さん「千種セレクション」来て下さいね〜。



2010年01月07日

●トライフル『地上から110cm』

NEVER LOSEはお休みですが、作・演出の片山が名古屋で新ユニットを旗揚げします。 いよいよ公演のお知らせです。

トライフル vol.1
『地上から110』
作/演出 片山雄一

2010年2月25日(木)〜2月27日(土)
名古屋市千種文化小劇場
千種セレクションvol.1 
「ウィークB」参加作品

「千種セレクション」特設サイト

「トライフル」サイト


【作品】
僕の父は現在、C型肝炎の治療をしている。
幸い薬が効くタイプのウイルスで、この作品が上演される頃には完治しているはずだ。
病院に見舞いに行ったら、父は待合室で僕に背中を向けて座っていた。
ちょうど、地上から110の高さで。
そんな父と母と家族と自分自身を描く物語。

それが名古屋から発信する、トライフルの最初の作品。

●CAST●

長谷川宏樹(NEVER LOSE)

石原愛子
今津知也(オレンヂスタ)
浦麗(オレンヂスタ)
上林小夏(オイスターズ)
フタヲカルリ(全員雨天決行)

山下雄資(名古屋大学劇団新生)
安藤南

久川徳明(劇団翔航群)

片山雄一


●上演日程●
■1週目《ウィークA》
2月18日(木)〜20日(土)
よこしまブロッコリー/shelf
18日(木)19:00
19日(金)19:00
20日(土)13:00/☆トーク/17:00

■2週目《ウィークB》
2月25日(木)〜27日(土)
トライフル/第七劇場
25日(木)19:00
26日(金)19:00
27日(土)13:00/☆トーク/17:00

※1ステージで2劇団の作品を連続でご覧頂けます。
※各作品60分程度を予定しております。
※☆(15:30〜16:30 セレクション参加演出家によるトークイベントを開催)

●会場●
名古屋市千種文化小劇場
住所 名古屋市千種区千種三丁目6番10号
TEL 052-745-6235

●アクセス●
■地下鉄桜通線「吹上」7番出口北へ徒歩3分
■市バス吹上11号系統「大久手」下車 徒歩すぐ

●チケット●
1ウィークチケット 3,500円(ウィークAかBどちらか2団体鑑賞可能)※
日時指定・全席自由

2ウィークチケット 6,000円(ウィークAとBの4団体鑑賞可能)
日時指定なし

※1ステージの組み合わせ
1週目「よこしまブロッコリー+shelf」
2週目「トライフル+第七劇場」
のいずれかとなっております

※2ウィークチケットは日時指定はございませんが、ご予約の際に1週目・2週目のご観劇希望日時をそれぞれお伝えください

〔2ウィーク限定、家族割・ペア割〕
おひとりさま500円を当日受付にてキャッシュバック
※当日受付にて申告制

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