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人の一生(故郷の静岡にて感じた事)

先程、静岡市葵区の北部体育館にて長澤先輩の公認昇段審査の50人組手。 写真で(花束を持たれているのが長澤先輩、その横におられるのは大石最高師範)


まさしく苦行・荒行を見て参りました。

目の前で起こる奇跡に感動して涙が出たり、胸が熱くなって思わず立ち上がり大声張り上げたのはもちろん。

以外と言っては失礼になるが、
武道の真剣勝負は見世物ではないし、演出も脚本も無い。


だが自分が何度もウォーって驚きの声を上げてしまった程、KOシーンが見事だった!

芸術的だった!!


先輩は静岡県と山梨県のチャンピオンになり、一万人規模の大きい会場でやる全日本大会にも出ているからか、見ている人を魅了していた。
(先輩は絵のデザインのセンスも良く、
その返の直感と反応もいいんだろう)


最初はものすごい緊張感と鬼気迫る表情で始まり、利き足の右足の指が親指から二本折れている状態だから足をまともに畳みに付けないようだった。


だからいつもと構えが逆だった。
(これはかなり大変
な事です)


そして次々相手の攻撃を見切り、最小限のサバキや体重移動でかわす。

次々向かってくる相手も黒帯で、かなり
苦戦されるかと思いきや相手に攻め込ませながら…


応援に駆け付け、見守っている
弟子や、

つめかけた観衆が思わずどよめく程に予想もしない
所から後ろ廻し蹴り
が出たら一発で相手がノックアウトした。

そして、激しい打ち合いをしたかと思えば、本気で蹴ったミドルキック衝撃音が明らかに他の人とは違った。


連続技には会場が湧いた。


たしか他にも負傷箇所を抱えながら不自由な動きしか出来ないのに、隙があれば相手の急所に一発、


多分狙ったであろう技でも一発、


一発が強烈で重い。


20年前に道場の居残り稽古中、先輩が23歳で俺が16歳の時、二人で話した事があり、


先輩は一発一発強烈
なダメージを与える
攻撃が出来る組手を目指すと言っていた

時代は昭和の最後の年、これからのちに平成へ移る時で、

相手を倒す組手より、引き分け判定勝ちやポイントを多く取った方が勝者になる風潮になる時だった。

他に審査を受けた人達の組手を見たが、
KOもあまり無いし先輩程強い攻撃をやっていなかった様に感じた。

先輩は中盤に膝蹴りを相手の顔面に入れて倒した。

そこまでやる人はいなかったから、先輩の本気さと覚悟
が観衆に伝わり、会場の空気が一変した。


そして40人過ぎた最後の方は攻撃と防御でダメージ深くなり、足も上がらなくなりそうになったが、渾身の気力で折れた足を使い技を返した。

さらに拳を痛め使えなくなったら、肘打ちと最後は頭突きまで出した。


普通なら立っていられない状況なのに、相手と真正面から打ち合い、一歩も退く事無く、最後は押し返していた。


相手は選抜された強い人達なのに…


セコンドについたり、組手を見守っていた先輩の道場のお弟子さん達は、

(他の道場はそこの師範が組手をする時、声援やアドバイスを大声で盛んに送るのに)


先輩には一言も声援を言わず、
一番弟子の方が治療した時のみ話しかけたぐらいで、無言で見守っていた。

これは先輩に対する
お弟子さん達の信頼感というか、信じている気持ちの深さが
見ていてわかった。


静かで寡黙な中にも、道場生のみなさんから温かいモノを感じた。

そして先輩の教え子で、事故か突然の病で長期入院中の生徒が車椅子で病院から応援に来ていた。


先輩は組手が終わった後、その生徒を抱きしめていた(写真)。


その生徒はまともにしゃべれなく、もしかしたら治らないかもしれないくらいの状態なのかもしれないが、


先輩の姿から何か感じ取ったらしく「押忍!」と元気に返事をし、先輩と抱きあっていた。

生徒のご両親と先輩は号泣していた。

生徒も必死に病気と闘いながら会場に車椅子で応援に駆け付け、先輩
に力を与えていた。

生徒も先輩から力をもらっていた。

自分も、その純粋で真っ直ぐな生徒さんの一日も早い回復を願いたくなりました


最後に俺の空手の師匠である大石代吾最高師範から、先輩の組手を
表して、「強さの中に品がある」と
おっしゃられていた


杉浦とも帰りに話したが、
息が切れるとか体力の限界では無くて、

痛みに耐えながら自分との戦いだったね

自分達にはそう見えた。


今日は命懸けの人間の姿を目の当たりに出来た事と、


『この奇跡は紛れも無く、長澤一成という空手家の修羅場の数や、くぐってきた経験の量だと納得出来ました!!』

最後に帰り際、手土産を渡すのと一言挨拶しようと先輩と話せる順番が来た時、
(こんなに並んだのは、女優の宮崎あおいさん舞台公演の楽屋前で本人に挨拶する為に待った時以来だった)

先輩から自分に一言


『谷本!ありがとな!!』


手土産を渡して先輩に持ってもらうのは
悪いので、
お弟子さんに後で渡してもらうように声をかけたら、


「あ!役者の!」

俺は帽子を被っていたし、長澤道場に最後にお世話になったのは4年前で稽古に出たのも数回だったにも関わらず、
先輩だけでなくお弟子さんが覚えていてくれたのも嬉しかった。

もしも心が弱ったり、人の道を外れそうになったら、また静岡市葵区本通りの先輩の道場へ行って稽古させてもらおう。


20年来の絆が切れずに今も繋がっているのは、人生でも尊い事だ!


一重に大石師範及び長澤先輩の人徳のおかげにです。

人生の先人に感謝し、これからの人生に反映させていただきます。


押忍!!


次回進の部屋は、


一緒に何かして遊んだり同じノリや笑いを共有しないと、イベントや公演をやる際や、共同でモノ作りをする時には、かなりその部分が大切ではないかと今までの経験から思うんで
、それをこれからも大事にしていきたいと思った事について書きます。

静岡県内と言えば、明日はマブダチ遠藤貴志のいる沼津市に行きます。

いずれ磐田市や浜松市方面にいる先輩と
も飲んで語り合いたいなと思っています 。

大事な事もう一つ、
今月2月24日はKAZNOSTICFRONT(神闘歌)の誕生日だ!

岡山市表町のIMAGEにてお祝いライブイベントがあります。


昨年同様(もし岡山行けたら)、 お祝いにソロパフォーマンス「37」をやらなきゃな!!


もともと名古屋の刈馬カオス君が作・演出をしてくれた谷本進一人芝居「36」は、カズノスティックフロントへの誕生日プレゼントなんです。

もし岡山行けたら手ぶらじゃ嫌だから何か考えたいな?

おっと!待ってよ!

既に
4月に上演する次回作の製作中だから、それに支障をきたさ無いようにしなきゃな。


原点回帰や、調子悪い時お世話になった、昔からの縁を修復する事が出来て、


自分は子供の時から学生時代も含め、何も変わる必要が無いと改めて思いました。


これからも自分と付き合うであろう方々大変だとは思いますがよろしくお願いしいまします。

谷本進の次回作は「家族アート」です。


そちらもよろしくお願いします。




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2009年02月16日 00:19に投稿されたエントリーのページです。

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