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祖母との再会

昨日は静岡県富士市から山梨県甲府市まで行く身延線に乗り、富士宮市まで行った。

母親は富士宮市で生まれ育ち、就職して静岡市へ来た。

そして俺が生まれた。


富士市から富士宮市へは子供の頃から、よく身延線に乗って往復した。


なんか一人でいるせいか年末とかお盆の景色と違っていた。


西富士宮駅でおりた。


あんまりおばあちゃんを驚かせないように静かに入ろう。

と思い、裏に回りおばあちゃんの部屋をのぞくがいない。

布団の様子だと判別
しにくいから、
縁側からおばあちゃんの部屋に行こうとしたら、裏の入口の前にいた。


縫い物をしていた。
(何か寂しそうで、覇気が無い感じだった)


一対一で会うのは十何年ぶりかも?

もちろん行くのは知らせずに…


対面したおばあちゃんは、俺がわからない。


「あなたどちらさん?」

「どこから来たの?

俺は「沼津から来た」と答えた。

「沼津?」

「〇〇〇は知っている?」

おばあちゃんは耳が遠く、耳元で声をはれば聞こえる程度。


俺はものすごいショックを受け動揺する


「まさか?」
「信じたくない!」

って絶望しかけたが
、帽子を取り耳元で「進だよ」と言った。


数十秒して…


「進かね!!!!」

まだお互い動揺したままだが、「はやく部屋に上がりなさい」と言われる。


部屋に上ったら、まずお茶を出してくれた。


(何か懐かしいな。)

おばあちゃんと話した事。

おばあちゃんにしてもらった事。


おばあちゃんの生き様。


おばあちゃんの顔、姿、人間性、声、真っ直ぐな所、愛情。

理屈抜きで、かなう人はいない。


俺は今回の事、一生忘れないだろうな。


たまにでも顔を見せてあげるのが、1番の親孝行だって学んだ。

ずっとおばあちゃんの事を思い出していて、気持ちは高まっていたが、どう折り合いをつけていいか わからずにいた。


会いに行って本当に良かった。

俺の荷物を手押し車にのせバス停まで運んで、小雨が降る中バスが来るまで待っていてくれた 。

俺が昼寝をして目が覚めたら、おばあちゃんがいない。

去年は車にぶつけられたみたいだし、今もまともに歩けないのに、何かあったらと心配してあちこち探し回ったら、スーパーで買い物をしていた。


店員もおおあらわだったしおばあちゃんは耳が遠いから余計心配だし、買い物の量が半端ない。

だが、おばあちゃんの威厳もあるし、おばあちゃんの日常に入る事を止めて俺はその姿をずっとそわそわしながら眺めていた。


帰ったら寝ていないのは不自然だから、 帰りは後ろから先回りしようと歩いていったが、おばあちゃんにくぎづけになる。


おばあちゃんはあまり休まず日中熱い太陽の中、食材のたくさん入った手押し車を押しながら歩いていた。

もう家につくという時、止まって振り返った。


そして俺と目があった。


おばあちゃんはまだ家の近くのお好み焼きとか焼きそば(富士宮は有名)を俺の為に買おうとしていた。

おばあちゃんは明治42(1909)年生まれで今年100歳。
(あんなに動けるし話せる)

音は聞こえないから、気持ちとジェスチャーだけで自分は対話したがほとんど通じている。


教えてくれたり話してくれた内容も、よくそこまで今の俺の状況や性質をわかっているなあと思うぐらい内容も的確で、言葉に気持ちがこもっていた。

俺の状況を察しながら、それでもいろいろと生きる術を教えてくれた。


全身を使うあの体力とエネルギーと真っ直ぐな行動力。

子供の頃からおばあちゃんを見ていたが縫い物をしているか、たまに飴をなめているのぐらいしか好きな事はしていな
い。
(ご飯を作ってくれた)

帰り際、見送ってくれたおばあちゃんが家の方向に無事向かうのを確認出来た。


人の人生にとって、
生き甲斐とは?


喜びとは?

原動力とは?

相手への思いやりとは?

理屈や固定観念なんかいらない!


明治生まれであり、自分を育ててくれた人から、また多くの事を感じた。


おばあちゃんいつもありがとう!!






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コメント (4)

会いに行けて本当に良かったね。

たけこんどりあ:

自分にはもう両祖父母がいないから谷くんのコラム拝見して生前のことを思い浮かべてます。
孫の中で一番不幸者だったな…私…(-_-;)

たけこんどりあ:

自分にはもう両祖父母がいないから谷くんのコラム拝見して生前のことを思い浮かべてます。
中学まで父親の転勤で年に1回会うか会わないかくらいだったからあまり思い出ないけど…孫の中で一番不幸者だったなと思います…私…(-_-;)

本人:

ムララ


おばあちゃんから愛を感じたよ。


たけこんどりあさん


お墓参りに行ってあげてください。

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2009年04月28日 10:51に投稿されたエントリーのページです。

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